CRECHANのブログ 「風の道」

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zoom RSS 飛行機ネタ・レガシー(遺産)と呼ばれるF/A-18(7月7日 曇り時々雨 20℃)

<<   作成日時 : 2018/07/08 02:24   >>

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記録的な大雨は西日本で猛威を振るい続け、甚大な被害を及ぼした。

夜までに死者は46人に達し、安否不明な人が数十名もいると言う。

こんなに被害が拡大するとは予想外だ。

夜には峠が越えたようだが、河川の増水は続いており、たくさんの住民が孤立して救助を待っている。

洪水の他、土砂崩れで犠牲になった人も多く、悲しいことだ。

雨が止んでもあまりの雨量に、河川の増水だけでなく、ダムも満水になって放水する以外なく、余計洪水を増長させている。

夜になっても被害の状況が分からず、夜通しでの救援・捜索が続く。

本当に申し訳ない気分で、仙台は完全な梅雨空ながら雨は小雨が降った程度。

夕方出かける時に傘を持って言ったが、それ以降雨は降らなかった。

「災害大国」と言われても、防災意識を啓蒙しても、実際目の当たりにすると身体は動かないものだ。

教訓としてメディアは避難や落ち着いて行動するよう訴えるが、個人のおかれた状況は人それぞれで恐怖・不安で迷ってしまうのが普通だ。

今回は救援に向かった消防の人や、道路を誘導する人も被害に遭っている。

被害を最小限に食い止める、と言うのは理想論であり、相手が自然である以上マニュアル通りにはいかない。

地震になれていたはずでも、けた外れの大地震に見舞われれば何をどうしたらいいかなど、とても考える余裕はない。

言い方は悪いけれど「成すがまま」になってしまうのが、災害に直面した時の事実。

どうしてもと言うなら、災害の起きにくい場所に住むしか方法はない。

それは現実的ではないし、どうしようもないのが現実なのだ。

今日になって被害は広島県・愛媛県・岡山県などに集中しており、深刻な状態だ。

私の知り合いにも岡山県にいる方がおり、特別警報対象地域だったのでとても心配している。

ブログなどでとりあえず無事のようで一安心したが、詳しいことはわからないのでやはり心配だ。

嫌な事は続くもので、20時23分ごろ千葉県東方沖を震源とするM6.0の地震が発生し、千葉県東部で最大震度5弱を観測。

千葉県内の多くは震度4、東京でも3を観測した。

震源地は先月から地震が頻発し、プレートのひずみがゆっくり動く「スロースリップ」が確認されていた。

気象庁では過去の事例から、大きな地震が発生する可能性を指摘していたが、予想が当たったような感じだ。

だが気象庁は「前震の可能性もある」として、今後少なくとも2週間程度は警戒が必要だとした。







飛行機ネタ。

神奈川県横須賀市のアメリカ海軍基地には、原子力空母「ロナルド・レーガン」が母港として配備されている。

同艦には空母航空団「CVW5」が配置され、主力機はボーイングF/A-18E/F「スーパーホーネット」である。

略称「スパホ」は70年代に空軍の新型戦闘機計画で開発され、コンベンションで敗れた「YF-17」から発達したF/A-18ホーネットの発展型である。

YF-17は当時のノースロップ社が開発した機体で、根本的には同社の軽戦闘機「F-5」の発展型「P530コブラ」であった。

空軍の新型戦闘機計画コンペティションでは、ジェネラル・ダイナミクス社の「YF-16」が勝利し、「F-16ファイテングファルコン」として採用された。

両者はアメリカ初、即ち世界初の実用デジタル戦闘機で、フライ・バイ・ワイヤ方式の操縦システムを備えていた。

その姿は対照的で、YF-16が単発だったのに対し、YF-17は双発で垂直尾翼も2枚持っていて、配備され始めていたマクドネル・ダグラス社のF-15イーグルとよく似ていた。

空軍は高価なF-15に対し、予算を抑えるための「ハイローミックス」構想を打ち出して、高性能ながら安価で多数揃える事が出来るYF-16を選択した。

空軍は選択の正当性を主張したが、実際にはコスト・性能面とも両者は拮抗しており、メーカーと政府、国防総省との癒着などが当時は噂された。

コンペティションに敗れたYF-17は、ノースロップ社の自主開発機だった為に、多大な費用はムダになるところであった。事実これが発端となって、ノースロップ社はグラマン社に「身売り」する事になる。

しかしYF-17はムダにはならなかった。

同じ機材更新を控えていた海軍が同機に目を付け、独自の評価を行う事にしたのである。

経済的余力がなくなったノースロップ社は、YF-17をマクドネル・ダグラス社に売却した。

海軍は同機を艦載機として生産する事を指定し、改良を促した。

YF-17は陸上機として開発されたので、かなりの改良が必要だったが、可能であることから「F/A-18」として採用される事になったのである。

改良に当たってマクドネル・ダグラス社は、YF-17を一回り大型にした。

これは艦載機として必要な主翼の折り畳み機構、空母に離着艦する為のフックや強化された主脚、機体構造自体の強化が必要だった為だ。

試作機は78年に初飛行し、飛行試験が繰り返された。

エンジンは全く新しく開発されたGE社の「F404」ターボファンエンジンを搭載していたが、機体の強化と大型化で当初の予定よりかなりの重量オーバーとなり、F404エンジンは好調だったがこれも予定より出力不足であった。

当時アメリカ海軍は艦載機として、防空戦闘機「F-14トムキャット」を主軸に、A-6イントルーダー、A-7コルセア?攻撃機が搭載されていた。

しかし攻撃機2種は旧式化し始めており、任務に合わせて使い分けると言う面倒が生じていた。

アメリカ海軍は将来的に、戦闘機・攻撃機の機種を統一化してコストを削減したいと考えており、F/A-18ホーネットは初の「マルチロール機」にする考えであった。

その為、戦闘機仕様のF-18と攻撃機仕様のA-18に分けるつもりだったが、それこそ運用コストがかさばる事から、マルチロール機に変更したのである。

現在アメリカ機は、大型機や特殊機以外名称を全て「F」に統一しているが、試作機の段階でマルチロール機を宣伝する目的もあって、敢えて「F/A」と重ねたものになった。

空軍のF-16もマルチロール機だったが、常日頃ライバル心の強い両者であって、空軍が見捨てた機体の優秀さを、海軍はアピールしたかったのであった。

だが元々小振りな機体だった同機は、肥大化したことで本来の性能が失われ、実用化するまではF-16より遥かに時間がかかってしまった。

A-6/7を全て置き換えたのは、試作機が初飛行してから10年以上も経った90年代半ばであった。

諦める手段がない海軍は、とにかくF/A-18に賭けるしかなく、何か実用化したものの、性能については妥協せざるを得なかった。

重量オーバーによる性能不足は、エンジンの改良で解決したものの、その分航続性能が著しく低下した。

だが海軍は洋上飛行が主体であり、万が一エンジン故障などの時、単発より双発の方が望ましいと言う見解があり、多少の性能不足は仕方なかった。

元々コンパクトな機体だったので、あれこれ詰め込む事自体が間違いで、戦闘機として特化させたF-14は艦載機としては異例の大きさになっていた。

それに比べてF/A-18は、艦載機としての条件は満たしており、積載されたAPG-65レーダーは、当時としては最新鋭の多機能レーダーであり、対空・対地・対艦モードを備えたレーダーであった。

最初に生産されたのはA型で、複座型は転換訓練用として「TF-18」の名称が与えられたが、戦闘能力がすぐに付加されたのでB型に変更された。

F/A-18Aは早速空母航空団に配備されたが、A型は海兵隊優先に配備された。

これはF-14を希望しながら、艦載機専用だと言う理由で海兵隊の導入が認められなかった為で、約束事であった。

海兵隊は地上攻撃が主任務の為、F/A-18は歓迎されたが、やはり航続性能が不足だった。

A型は固定武装として機首のレーダー後方に、「M61 20ミリバルカン砲」を装備していたが、パイロットの真っ正面に位置するため撃ちやすい利点があったが、発射光もまともに受ける為、特に夜間の使用は嫌われたと言う。

A型は直ぐに改修が行われ、センサーポッドなどが運用できるようになった。

またF/A-18Aの飛行特性は、艦載機として非常に優れており、海兵隊は元より海軍でも運用に対する評価はまずまずであった。

同時に海外へのセールスも行われたが、こちらの結果は芳しくなかった。

テスト飛行が長引いたために、先に実用化されたF-16に完全に遅れを取っていたのである。

特に頼みの綱であったNATO諸国は既にF-16の採用を決めており、F/A-18Aの出番はないように思われた。

当機は艦載機であり、先に書いたように主翼の折り畳み機構也着艦フック、強化された脚など特別な仕様になっており、アメリカ以外空母を持たない国にとっては不必要な装備だったのである。

日本でも、次期戦闘機の候補としてF/A-18Aが挙がったことがあるが、双発機と言う点では条件をクリアできたものの、これらの装備が重量増となって効率が悪い事、やはり航続距離の短さが障害となって候補から除外されている。

マクドネル・ダグラス社は、艦載機用の装備を取り外した「F/A-18L」を提案したが、実機はなく、設計変更で機体価格が大きく上昇する事から興味を示す国はなかった。

F/A-18Aはカナダ・オーストラリア・スペインが導入したが、いずれも艦載機の装備はそのままであった。

唯一厳冬地域のカナダ国防軍だけが、凍結した滑走路での運用に着艦フックが有効であるとしたが、オーストラリアとスペインは機体価格や導入時期で仕方なくそのままで採用している。

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    ↑オーストラリア空軍のF/A-18A(ウィキペディア英語版より)

A型は初期型として未成熟な部分が多かったが、使いやすさでは良い飛行機だった。

空母でのカタパルト発進時、自動操縦装置が付いた海軍発の機体で、危険が付きもののカタパルト発進が楽になった。

パイロットは射出時に操縦桿やスロットルは操作せず、計器板の上に手を置いてGに耐えるだけ。

コンピューター制御で、射出時と直後の機体を安全な高度・速度に達するまで自動操縦させる。

カタパルト発進は、射出直後機体の重さで一旦沈む傾向にあるが、本能的に慌てて機首を上げようとすると即座に失速する。

高度はまだ数十メートルだから、失速すれば墜落の危険性がある。

海が荒れているときなどはなおさらで、F/A-18Aはその危険性からほぼ解放された。

また主翼の前部に長く伸びるストレーキは「カナ―ド翼」のような安定した効果を発揮し、機体の規模の割に失速速度が非常に低いと言う特徴を生みだしている。

失速速度が低いことで、空母への着艦速度はそれまでの機体の中で最も安定した機体となり、時速150キロ程度で「仰角」を迎えても失速しないのは、同時期の機体ではF/A-18A/Bだけである。

これは地上攻撃などの時にも威力を発揮する事にもなった。

最大速度はマッハ1.8と、見た目の割には意外と低いが、戦術上マッハ2は殆ど使う事がないため、低速機での安定が優先された結果である。

アメリカ海軍では80年代後半に、レーダーとエンジンを強化した改良型C/D型に切り替えた。

レーダーは更に進化させたAPG-73に換装され、火器管制能力が大幅に向上した。

同時に機外に取り付けるセンサーポッドと連動させることで、複数の目標を同時に走査し、脅威度を分析して追尾する事が出来る。

また精密誘導兵器の運用能力も向上され、F/Aー18C/Dはほぼ「攻撃機」として使われることになる。

90年代前半になってようやく機数が揃う事になり、A型もC型基準に改良された機体もあった。

古いA-/A-7は、F/A-18Cの登場で、ほぼ全てが置き換えられることになる。

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            ↑アメリカ海軍のF/A-18C(アメリカ海軍提供)


運動性も良く、かつて軽戦闘機として名を馳せたF‐5の血筋、ノースロップ社の血筋を受け継いでいると言えたが、最後まで付きまとったのは航続距離と、重量であった。

C/D型ではエンジンが強化されたが、それでも全体的な重量がオーバーで、空母運用時に制限があった。

通常任務では増槽の他、主翼と胴体側面の合計8か所のパイロンを使う事が出来るが、着艦時の重量制限に引っ掛かる可能性があるため、増槽の燃料は必ず使い切る必要があった。

残っていると着艦重量制限を超えてしまうので、タンクごと投棄しなければならなかった。

更に爆弾なども、使用せずに帰投した場合、着艦前に投棄する必要があった。

訓練では爆弾を持たないか、軽くて小さい訓練弾を搭載すればよいが、実戦の場合は着艦に大きな制約があった。

陸上基地に着陸する場合は、爆弾や燃料が残っていても大丈夫だったが、機体自体を軽量化してあったため、「意図的な墜落」と言われる空母への着艦はシビアであった。

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           ↑F/A-18Aのコクピット(アメリカ海軍提供)

最もそれをクリアさえしていれば、低い失速速度のおかげで安定した着艦が出来た。

「帯に短し襷に長し」と言う諺があるが、まさに同機だそうだったのである。

結果これらの欠点を克服したのが、現在の「F/A-18E/Fスーパーホーネット」に繋がるのである。

エンジンの「F404」系列は非常に良くできたターボファンジェットエンジンで、ノースロップ社がF‐5の発展型「F-20タイガーシャーク」用に開発したエンジンである。

当時アメリカ海軍機では、F-14の「TF-30」とA-7の「TF-41」がターボファンだったが、いずれも初期のターボファンで、「TF-30」は急激なスロットル扱いをすると吸い込み現象「ストール」を起こしやすいクセを持っていた。

「TF−41」の原型は、イギリスの「ロールス・ロイス・スペイ」で、アフターバーナーはついていない。

F404系はデジタル制御のエンジンで、戦闘機・攻撃機にとって重要なスロットルの急激な上下でストールを起こすことはなく、故障も少ない傑作エンジンであった。

これがF/A-18の可動率を大きく上げたもので、欠点は多いもののアメリカだけでなく、外国でも評価が高い。

コクピットはA型で3つのCRTを持つグラスコクピットで、IT化と言う点では後発の分F-16より進んでいた。

海上と言う過酷な使用条件でも可動率の良いF/A-18は、海兵隊や外国軍のように陸上基地で使用する分には更に上昇し、長寿となる一因でもあった。

この後新たにスイス・クウェート・フィンランド・マレーシアがF/A-18を採用した。

マレーシア以外はA型を発注していたが、生産の遅れから納入も大幅に遅れ、C/D型に切り替えられている。

特にクウェートは91年の湾岸戦争で導入が数年遅れ、同じC型でもアップデートされた後期型が納入されている。

マレーシアはF-5Eの後継機として、安価な条件を提示して来たロシアのMIG-29を採用する事にしたが、アメリカが「同盟国」としてイチャモンをつけたので、関係悪化を回避するため「仕方なく」採用に至った経緯を持つ。

複座型のD型は転換訓練型のほかに「ナイトアタック型」が生産されており、マレーシアはこの「ナイトアタック」型を導入した。

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          ↑マレーシア空軍のF/A-18D(ウィキペディアより)


既にシュミレ―タ‐の発達で、転換訓練に実機の必要性は低下しており、D型の殆どは後席が兵器担当士官が乗る純粋な攻撃機になっている。計器板も訓練機がたとは全く違うものである。

初期に導入したカナダは、「CF-188」と言う独自の名称を持ち、F-104Gスターファイターの後継機として主力機になった。

冷戦終結まではNATO軍の一員として旧西ドイツやイタリアに駐留し、「核戦略」の一端を担っていた。

冷戦終結後もNATO軍として、積極的に国際紛争に派遣されており、91年の湾岸戦争やその後のイラク戦争・アフガニスタン、ボスニア紛争などに実戦参加している。

またコソボ紛争の時には、イタリアの基地からセルビア共和国の首都ベオグラード空爆にも参加しており、アメリカ以外では最も実戦経験が豊富なF/A-18運用国でもある。

冷戦終結後軍事費削減で数を減らし、経年化もあって、カナダは「F-35A」の開発プロジェクトに参加して、最初の導入国になるはずであった。

しかし国防予算削減は更に厳しくなり、土壇場でF-35Aの導入計画は白紙に戻されてしまった。

カナダ国防軍の「CF-188」は、2000年代初めから機体の延命工事とアビオニクス(電子装備)の刷新を行っていたが、あくまでF-35A導入までの「つなぎ」の意味であった。

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           ↑カナダ国防軍のCF-188(カナダ国防軍提供)


既に3個飛行隊まで減らしてしまったカナダは、後継機種が「消える」と言う憂き目に遭ってしまい、現在も計画は宙に浮いたままだ。

政府は何度かF-35A購入計画を復帰させるべく、国会に提出しているが、否決され続けている。

その為アメリカはF-35Aより安価なスーパーホーネットか、中古のF/A-18C/Dを推薦している。

カナダはスーパーホーネット購入に傾いているようだが、政府・軍・国会の足並みは全く揃っておらず、今のところアメリカから「部品」の実を中古で購入して、CF-188の維持に努めている。

なおカナダでは愛称である「ホーネット(スズメバチ)」は基本的に使われない。これは国民の1/3を占めるケベック州などのフランス語圏では該当する単語がないためである。

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        ↑精密誘導爆弾を投下するCF-188(カナダ国防軍提供)


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          ↑カナダ国防軍のCF-188(ウィキペディアより)

基本的に変らないCF-188だが、カナダオリジナルとして操縦席下の胴体側面に探照灯がつけられているのが特徴である。

オーストラリア空軍はA型を導入したが、機材更新で1C/D型を追加購入し、既存のA/B型については更新工事を行っている。

更に侵攻型攻撃機であった「F-111C/G」の退役に合わせて、F/A-18Fスーパーホーネットと、電子戦専用機「EA-18Gグラウラー」を導入した。

アメリカ以外では、唯一「ホーネット」全シリーズを運用する事になり、EA-18Gはアメリカ以外では唯一の運用国である。

だがF/A-18A〜Dについては退役の予定はなく、当分の間スーパーホーネットと共用される。

スイスは「ミラージュVS」の後継機として導入し、こちらも当初はA/B型だったが、追加はC/D型となり、既存の機体もC/D型仕様に更新されている。

スイス空軍はF/A-18の後継に「JAS39グリペン」に決定しかけたが、こちらもカナダと同じく予算の都合で棚上げ状態である。

山が地の小国スイスには、少し大きいと思われたF/A-18だったが、持ち前の運動性の良さは急峻な山岳地帯を飛ぶにはパイロットに好評で、優れた電子装備も気に行っているようだ。

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           ↑スイス空軍のF/A-18D(ウィキペディアより)


最初の導入国の一つ、スペイン空軍は主力が「ユーロファイター・タイフーン」に代わったが、攻撃機としての評価は非常に高く、稼働率の高さも良いと言う。

特にパイロットには好評で、アメリカなど各国との合同演習ではスペイン空軍は勝利の「常連」だと言う。

スペインも独自の呼称「C.18」とつけており(複座型はCE.18)、コソボ紛争では偵察ポッドを吊り下げ、セルビア軍の偵察と言う危険な任務を請け負った。

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      ↑NATOの戦技競技会「タイガーミート」に参加するため特別塗装になった、スペイン空軍のC.18(ウィキペディアスペイン語版より)


フィンランドはF/A-18A〜Dシリーズの最後の発注者で、古いMIG-21・J35Fドラケンを刷新するために導入された。

当初はA/B型を発注していたが、納入が遅れたためC/D型に変更されている。

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          ↑フィンランド空軍のF/A-18C(ウィキペディアより)

フィンランドにとっては史上初の全天候戦闘機で、人口が少なく気候の厳しい同国の防空能力は飛躍的に向上した。

クウェートは湾岸戦争の煽りで納入が90年代後半まで遅れ、既に生産が終了していたため、戦後の復興支援として程度の良い中古機をアメリカが「激安」で提供したと言われる。

その「見返り」として、スーパーホーネットを購入する契約を交わしており、間もなく配備されてC/D型と交替の予定である。

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            ↑クウェート空軍のF/A-18C(アメリカ海軍提供)


同国のF/A-18C/Dは、当初アメリカ機の塗装のままであったが、最近オリジナルの塗装に変更されている。

アメリカの仮想敵機舞台「アグレッサー」で使用される機体以外では、唯一の有色迷彩を施したホーネットである。


先に書いたように、マルチロール機であるF/A-18だが、どうしても欠点が出ることもあり、それを克服したのが「スーパーホーネット」で、航続力不足の解消、搭載量の増加、エンジンの改良とエアインテイクの変更によりステルス性、21世紀型のアビオニクスなど、全く別の機体に生まれ変わった。

それに対しA〜D型は「レガシーホーネット」と呼ばれて区別される。

即ち今後しばらく続くスーパーホーネットの時代を築いた功労者、として「遺産」の初期型と言う意味が込められている。

スーパーホーネットは「レガシー」と似ているが、機体は更に大型化され、本格的なマルチロール機としてアメリカ海軍の主力機になった。

「レガシー」の現役飛行隊は僅かとなり、アメリカ海軍では数年以内にすべての「戦闘攻撃飛行隊」はスーパーホーネットに切り替わる。

しかし海兵隊は今のところスーパーホーネットの導入計画委はなく、改修を重ねて暫くは現役に留まる見込みだ。

海外では、今も新しいユーザーが増え続けているF-16と違い、スーパーホーネットの採用に動く国はない。

F-16の方が購入価格も維持費も安いことから、そちらに動く国が多く、「第四世代」機ではユーロファイター・タイフーン、JAS39グリペン、ラファール、スホーイ27〜35フランカーなど21世紀型のヨーロッパ機が市場にひしめいており、スーパーホーネットの立場は弱い。

C允型ではあるが、やはり艦載機専用である事と、基本思想は「レガシー」にあること、その割には価格が高いことがあげられる。

しかも現在は完全なステルス機「F-35」がアメリカ代表になってしまい、新型機にも関わらずスーパーホーネットのの影はすっかり薄くなってしまった。

アメリカ海軍も「F-35C」の導入を決めているが、スーパーホーネットの運用も続ける見込みで、現在機種統一された艦載機は、近い将来再び複数化に戻る。

アメリカは日本にもスーパーホーネットを売り込んでいたが、F-35具体化しつつあるときに自衛隊の興味を引くことはなかった(F-2の後継機種としての可能性は残っているが)。

「レガシー」を導入した国のうち、スーパーホーネットを採用したのはオーストラリアとクウェートだけで、他の国は採用の予定はない。

優れてはいるが、欠点はあれどコンパクトで頑丈な「レガシー」を好む傾向にあり、スーパーホーネットが新たな「レガシー」になることは難しそうだ。

「レガシー」は、主翼をコンパクトにして更に折り畳み機構を持つため、主翼のパイロンは翼端と下に3か所あるが、胴体下にも3か所しかない。

パッと見ると大きな期待に見えるが、余計なものを省いたかのように、胴体・主翼部は研ぎ澄まされたデザインになっていて、緩い後退角を持つ主翼は名作「F-5」の理論を踏襲している。

エンジンが比較的コンパクトでもあるので、胴体部分に余裕がなく、ミサイルパイロンは2か所しかない。

通常ここには各種センサーポッドを取りつけるので、武装は全て主翼である。

スーパーホーネットでは大型化により、搭載場所が増えているが「レガシー」はギリギリと言う感は否めない。

しかしそれは運用側次第であり、全てを求める方が間違いである。

スーパーホーネットになったのは、アメリカ海軍が機種統一したかったからであり、他国では「レガシー」はで充分戦力になっているのだ。

採用国は少ないが、いずれも未だ現役であり、具体的な退役計画がないのが「レガシー」の魅力なのだろう。

登場当初、未来的なスタイルに「カッコイイ」と思ったファンは少なくないはず。

ファンの間でも「スパホ」より「レガシー」の方が、デザイン的にも優れていて人気があるのだ。

同じ双尾翼でも、ゴツイ感じのF-15に比べ「レガシー」F/A-18は流麗で、前者が男性的ならこちらはいかにも女性的なフォルムを持つ。

華奢とも言えるが、洗練されているとも言え、そこは最初に設計したノースロップ社のセンスの良さにあるだろう。






土曜日の街は賑やか。

雨が降らなかった事もあってか、買い物客で混んでいた。

カフェもグループや友人同士のお客さんで賑やかだった。

最も1組のカップルが突然喧嘩を始め、と言うより彼女が一方的に怒っているのだが、こんなことも週末にはある。

夜の方が少しムシッと感じるのは、気温が日中と変らないからだろう。

久しぶりに「明日は日曜化」と、意味なく一並みの気分になった。

誰かと楽しいお喋りでも出来たら最高の週末になるのだろうけど・・・・。

世間では今日が「七夕」と言うが、仙台市民・宮城県民はもちろん認識しない。

「七夕まつり」の来月6〜8日こそ七夕。でももうそんな季節なのか、と思う。




元気ですか?

今日は良い一日でしたか?

体調はどうですか?

風邪など引いてませんか?

気温差が大きくなっていますが、大丈夫ですか。

今後も梅雨空と気温の上下が繰り返すことになりそうです。

体調管理には、充分注意して下さい。

この週末はお休みでしょうか、それともお仕事でしょうか?

良い週末になるといいです。

明日もどうかお元気で。

君に笑顔がありますように。

お休みなさい。





たしかなる 使を無みと 情(こころ)をぞ 使を遣りし 夢に見えきや(万葉集巻十二 2874 正に心緒を述ぶ)




☆今日のバス

709号車 18年式いすゞエルガ(LV290N2) 野村車庫


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