CRECHANのブログ 「風の道」

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zoom RSS 月命日/飛行機ネタ・バイパーゼロと呼ばれるF-2(6月28日 曇り時々晴れ 28℃)

<<   作成日時 : 2018/06/29 02:40   >>

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今日もかなり蒸し暑い。

梅雨前線は、張り出しの強い太平洋高気圧に北の方へ押し上げられたので、東北南部も高気圧の勢力圏内に。

だが前線のすぐ南側珥なったので雲が多く、パッとしない空模様な割りに暑いと言う最悪のコンディション。

遂に我慢できなくなった私は、家のエアコンのスイッチを入れた。

今のところ「除湿」だけで充分。

明日以降は更に高気圧の勢力が強まる見込みで、気温も30℃前後。同時に上空に寒気が入って不安定な空模様になると言う。

今日は早い時間に外出の予定が入り、嫌で仕方がなかったが、約束がある以上行かない訳にも行かず。

外に出た瞬間はそんなに熱いと思わなかったが、歩いているとやはりジワッと汗ばんだ。

昼間より夜に気温が下がらないのがイヤラシイ所で、今夜もかなり蒸し暑い夜になっている。

サッカーW杯、今夜日本はポーランドと対戦。

残念ながら結果は1−0で負けたのだが、同グループのコロンビアvsセネガルでコロンビアが勝利したので、セネガルと警告数で日本は「2位」通過が決定。

2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

他のグループも、順調に試合スケジュールを消化し、この週末からは決勝トーナメントに移る。

今夜日本が試合したのは、ロシア南部の都市「ヴォルゴグラード」。

大河ヴォルガ川を挟む都市だが、内陸にあるとあって、試合が始まった現地時間16時事の気温は36℃。

湿度は30%前後と低いが、酷暑の中での試合は大変だっただろう。

ヴォルゴグラードは人口102万人、市域は約800平方キロと、人口・面積は実は仙台市とほぼ同じ。

日本では広島市が姉妹都市提携を結んでいるが、街の規模は仙台ぐらいの街である。

広島と姉妹都市なのは、どちらも戦争の舞台となった悲劇の歴史を持つからだろう。

ヴォルゴグラードは、かつて「スターリングラード」と言う名前で、ソ連時代は工業都市として発達した。

ヴォルガ川の豊富な水量を利用して、水力発電で工業化に成功した都市であった。

名前はもちろん当時の独裁者「スターリン」からとった者で、「グラード」はロシア語で市・町と言う意味。

因みに「○○ブルグ」と言うのも、かつてのドイツ語の「街」と言う意味から来ている。

1942年8月、ナチス・ドイツ陸軍「第6軍」は、ヴォルガ川の交通と工業都市を占領すべく「スターリングラード」を包囲し、ソ連軍を殲滅しようと計画していた。

しかし戦略的には大した価値のない場所で、ヒトラーが「スターリングラード」と言う名前がとにかく気に入らなかっただけ・・・とも言われている。

当時は人口20万程の都市で、ドイツ軍は1カ月で占領できると計画したが、ソ連軍もまた後へ引かず、戦いは泥沼化。

予定を大幅に狂わせたドイツ軍の自慢の機甲部隊は、狭い市街地での「市街戦」に巻き込まれ、もたつく間にソ連軍に包囲されてしまった。

戦いは半年以上経っても決着がつかず、補給が途絶えたドイツ軍はよく踏ん張ったが、翌年2月。

飢えと寒さで死者が止まらないドイツ軍は降伏し、10万近くが捕虜となった。

ドイツ軍を中心とした枢軸国軍も多数の犠牲を伴い、ソ連軍もまた同様であった。

双方の死傷者は200万と言われ、その大半が兵員だったが、一般市民4万も犠牲になった。

第二次大戦で、最も人的損害が大きかった戦場の一つが「ヴォルゴグラード」だったのである。

今では戦争の傷跡は記念碑や博物館などで保存されているに留まり、綺麗な街だと言うが、応援に行ったサポーターのどのくらいが「激戦地」である歴史を知っていたのだろう。
 
以前地元クラブチームのスタジアムを、今回の為に国際級に改装したそうで、地元の歓迎ぶりも高いとか。




飛行機ネタ。

昨日F‐16の話題があったので書かせてもらったが、そうなると外すことができないのは「F-2」なのである。

わが航空自衛隊の最新鋭機の一つであり、老兵F-4EJが間もなく引退すると日本は「機種」だけ言えば世界の空軍の中でも最強クラスの機材を持つことになる。

「F-2A/B」は「国産機」と言う事になっているが、ファンであれば「純国産機」ではない事を知っている。

即ちF-16をベースとして開発したオリジナルであり、機体は全て日本製だから「国産機」には違いないが、工業意匠はF-16の製造元である「ロッキード・マーティン」が持っていると言う、不思議な航空機である。

「F-2A」は前作の国産支援戦闘機「F-1」の後継機として、70年代後半に計画案が出され、80年代に骨子が決まっていていたが、折から日本は「バブル経済」を迎えつつある時代で、アメリカと「貿易摩擦」で緊張していた。

新しい支援戦闘機は、防衛庁(当時)は技術向上のため「国産」のつもりでいたが、アメリカとの関係上政府・政治家が深く計画に影を落とす結果となり、計画は白紙撤回が何度も繰り返された。

アメリカはF‐15・F‐16を導入する事で、貿易摩擦を解消しようと報復措置を含む関税措置で脅迫に近い圧力をかけていた。

日本政府は「板ばさみ」の状態となり、防衛庁の要求通りだと国民の生活に影響が出かねないとして「折衷案」を提出し、F-16をベースとすることを約束するとともに、機体自体は国産オリジナル・・と言う計画でお茶を濁した。

政治・経済のタイミングに翻弄された、極めて運の悪い機体開発であった。

製造開発を担当した三菱重工は、「F-2」に日本独自のアイディアと技術を組み合わせてF-16以上の性能を出す自信があったが、同時にアメリカに堂々と技術を「盗まれる」ことにもなった。

F-2の最大の特徴は、F-16より一回り以上大きくなった主翼にある。

この主翼は「炭素繊維」材質でできた1枚主翼で、世界で初めて実用化された炭素繊維材の飛行機であった。

これにより従来の合金よりはるかに強力で軽量化が実現したのだが、この素材を発明したのは日本であり、F-2開発を「日米共同開発」と位置付けたアメリカは、そのノウハウをごっそり手にした事になる。

軽量化したことで、エンジンが同じならば当然ペイロード(積載量)も上昇する訳で、F-2は遥かに「攻撃機」として優れた性能を有する事になった。

炭素繊維材は当初クラックなど、初期の問題か続いたが、現在までにほぼ解決されている。

「XF-2A」と名付けられた原型機は95年に初飛行し、各種試験を終了し、予算が認可され、部隊配備は00年から始まっている。

当初「F-1」の後継機として、倍の140機を生産する予定だったが、94機の調達に減らされている。

開発が予算取得などで長引いた末、開発費自体も高騰したのである。

最終的に1機当たり118億円に相当すると言われ、戦闘機としては「世界最高値」の機体になってしまった。

その為調達数は、大幅に減ることになったのである。

自衛隊は「軍隊組織」でなく、あくまで行政の「役所」であるため、予算の制限は止むを得ない部分はある。

それでも完成した「F-2A/B」は、世界初の炭素繊維材実用化機材だけでなく、機種に装備された「J/JPW-1」レーダーは、世界初の実用化「アクティブ・フェーズド・アレイレーダー」であった。

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      ↑日米合同演習に参加した6飛行隊のF-2A(アメリカ空軍提供)


このレーダーは「空対空」「空対地」「空対艦」「地形追従マッピング」各モードを備え、航法・火器管制装置・データリンクが全て統合化された機能を持つ。

特に「対艦」モードはF-16では持たない能力で、各国のF-16で本格的な対艦モードを運用できるF-16はない。

誘導ミサイルの一種として一部対艦ミサイルは運用できる機体があるが(ノルウェー空軍機など)、これは極めて限定的である。

F-2は「対艦攻撃機」として開発された部分が大きく、国産の「ASM-1」「ASM-2」対艦ミサイルを、最大4発搭載できる。

通常は4発での運用で、増槽と自衛用の「AIM-9サイドワインダー」2発で作戦する。

F-2は敵のレーダーにつかまらない超低空、海面すれすれを飛んで攻撃するが、対艦ミサイルを4発搭載出来る戦闘機は珍しい。

それだげ「シーレーン防衛」の要と捉えていると言う事だが、それにしては機数が少なすぎ、広大な日本の海域を空から守るには無理があるのも事実だ。

2000年代中ごろからは「要撃任務」も請け負うようになり、空対空ミサイルは最大8発搭載可能だ。

固定武装はF-16と同じく「M61 20ミリバルカン砲」を持つが、新型の視程外中射程ミサイル「AIM120 AMRAAM」は日本では導入していないので、運用能力はない(F-16では主武装)。

AMRAAMと同等の能力を持つ国産の「AAM-4」と、サイドワインダーもしくは「AAM-3」ミサイルを各4発ずつとフル装備になる。

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     ↑AAM-4(訓練弾)4発を搭載した6飛行隊のF-2A(航空自衛隊提供)


自衛隊では2010年代から、F-2Aの改修を開始しており、レーダーを換装し、精密誘導兵器の運用ができるように改修している。

またこれまで運用のなかった外付けのレーザー照射ターゲットポッドを輸入し、取り付けが始まっている。

海外では既にこれら「ターゲットポッド」は普通になっているが、島国の日本ではこれまで必要ないとされてきた。

しかし防衛戦略の変化から、精密誘導兵器の重要性は高まっており、巡航ミサイルの導入も決定している。

爆弾もこれまでの自由落下爆弾から、GPSを組み込んだ「JDAM」が主流になりつつあり、外付けポッドは今後必須となる。


F-2は、既にF-16を超えた能力を持ちつつある。

当初は「日本機」らしく、任務に特化した「支援戦闘機」であったが、時代とともに大きく変化しており、既に「支援戦闘機」と言う言い方はそぐわなくなりつつある。

「ユーロファイター」のような「スウィングロール・ファイター」ほどではないが、F-16よりはその性能では優れている。

ステルス機ではないが、計画では「限定的なステルス性」を持たせることになっているが、どの程度か公表はされていない。

実はF-2は日本独特の「洋上迷彩」として、スカイブルーとダークブルーの2トーン迷彩を施しており、ありそうでなかったこの色彩は海外でも評価が高い。

ところが実機・写真どちらを見ても、光線の具合でブルーのトーンが定まらない事で、ファンの間では有名な迷彩なのである。

空自では「パントン色彩標本」による「近似色」を番号指定しているが、実は正確とは言えない。

これはレーダー波を吸収し、乱反射させる特殊な塗料を用いているためだと言われている。

言わば塗料に磁気性の何らかの材料が含まれているらしく、それが色調を変化させていると言われている。

もちろんこれは「機密」事項に当たるため、自衛隊では何も公表していない。

航空祭の時など、機体を指で触ったりすると「すみません、止めて下さい」と釘を指されることがあるそうだ。

指で擦ることで、「秘密の塗料片」を持ちだされると困るということなのだろうか。

特にスカイブルーの方は光線の具合でかなり色調が変ってしまい、模型ファンの泣きどころになっている。

この塗料こそかつて「テフロン・フェライト」と呼ばれた「ステルス塗料」の一つと言うが、詳細は不明。

いつも言うようにステルス機とは、レーダーに映らないのではなく「正確に映らない」のであって、塗装だけでは無理だ。

F-2はF-16より大きく、最もレーダーに移りやすい空気取り入れ口も、F-16より大型。

「ある程度」的レーダーをかく乱できる・・・程度の能力であろうと思われる。

だが主翼の他、胴体にも使われている炭素繊維素材もレーダーかく乱に役立つと言われており、実は「ステルス機」に限りなく近いのがF-2と言う事になるかもしれない。

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           ↑F-16とF-2の大きさ比較(ウィキペディアより)


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            ↑3飛行隊所属のF-2A(ウィキペディアより)


導入予定の巡航ミサイルも、基本的にはF-2Aの主要装備となるはずで、どう見ても「支援戦闘機」の範疇は越えている。

国民で言葉による「攻撃性」を気にする人はいないと思うし、もう「戦闘機」「攻撃機」の呼称で良いと思うがどうだろうか。

F-2A/Bが実戦化されて、今年で18年。軍用機としては熟成の時期に当たり、改修などで発展する時期でもある。

正に今それを迎えているF-2だが、11年の東日本大震災では宮城県松島基地に駐留する21飛行隊の複座型F-2Bが罹災した。

海岸沿いに合った基地は、地震後F-2Bを空に逃がす暇がなく、13機も罹災した。

そのうち9機は再生可能として、努力の結果現場に復帰する事になったが、4機は止むなく廃棄処分となった。

F-2の生産ラインは既に閉じており、これ以上新造機は作れなかったため、他の事故気も含めて機数は減少したまま。

複座型のB型は、燃料が少ないだけで戦闘能力は残されており、松島基地では戦闘機パイロット養成の最終過程がF-2Bで行われる。

その為F-2BはA型同様、それ以上に必要な機種であり、今後も減数が予想されるため、後継機種選定が必要だ。

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        ↑21飛行隊(松島基地)所属のF-2B(ウィキペディアより)


一部の情報では、メーカーである三菱が「F-2の生産ラインの再開は可能」としていることから、補充分の再生産もあり・・と言う。

これは震災後に噂された話で、防衛省では現在も視野に残していると言う。

問題は経費の高さで、既に「F-35A」の生産・納入が進んでいるのに、それより高価になっては意味がない。

安価にできれば再生産の道は開かれるだろうし、戦力としてF-2はまだ充分通用するだけでなく、発展の余地は大きい。

性能的にはF-16の最新型「ブロック60」以降以上の能力も可能なはずで、その気になれば輸出だって出来る機体だ。

そうなると問題は「コスト」であり、日本の一番のネック。

この際「出血大サービス」にすればいいのだろうけれど、どこかで美味しい思いをする「先生」さんがいるのか、なかなか実現しない。

昨今日本製品が売れないのは、生産コストが高いからに他ならず、「薄利多売」に慣れないメーカーの独占欲が原因だ。

F-2は家電とは違うけれど、開発から現在まで政治と経済がどうしても絡んでしまい、大事な個別能力を「ムダ」にしかねない環境がある。

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             ↑原型試作機XF-2A(航空自衛隊提供)


本家F-16など、どんどん売りこんで行ったためにとうに原価償却され、今では「激安」でも儲けになってしまう程。

貿易摩擦でF-16を買えと脅されながら、F-2Aで性能を凌駕したのは良いが、もったいない話ではないか。

F-2は米軍との合同演習の常連で、アメリカ本土まで進出しているが、米軍からの評価は高いと言う。

「平成のゼロ戦」「バイバー・ゼロ」のあだ名も、ついている。

後者は米軍でのF-16の非公式愛称「バイパー」からつけられたものだが、「ゼロ戦」をほうふつとさせるほど運動性が良く、「F-16をゼロファイターに改造したヤツ」と、アメリカのパイロットは呼ぶと言う。

画像
            ↑「バイパー・ゼロ」(航空自衛隊提供)

ファンとしては、もっと国産機として活躍して欲しいと思う。

何より「F-16とは似て非なるもの」を地で行く機体であり、日本人らしい飛行機であろう。

コピーではなく、優れた物は採りいれて更に日本風に改良して行く・・・。

最近こうした日本の手法は海外で評価が上がっており、F-2A/Bはその代表格と言えるだろう。




夜は晴れて月が出ていた。

もう夏の月。

明日以降も暑くなりそうで、まさか本当にこのまま梅雨明けなんて・・・。

とにかくまだ6月なのだ。暑いからと喜ぶのは早い。

今夜はまだ良い方だが、家ではエアコンを自動にしておく。

贅沢かも知れないが、今の私は「栄養失調」「空腹」状態で、体力の低下が著しい。

暑さでそれ以上体力が落ちると、正直命に関わりかねない。

まあ死ぬことは全く怖くはないのだけど、変な形で死ぬのはね・・・。

いまどき栄養失調と熱中症で死ぬなんて、おかしいだろと思う。

だがあと1週間、我が家に食べ物と言えばお米だけ。

まあこれで最低飢えることはないのだけど、肉・野菜と言った「おかず」はないし、買うお金もない。

だからエアコンぐらいは良いべ・・・と思って。

電気代は来月払えるし、と言うか、光熱費は必ず払っているから食費が不足するのだけど。

今日は28日、母の月命日。15ヶ月目。

母にいない夏、2度目を迎えようとしている。



元気ですか?

今日は良い1日でしたか?

体調はどうですか?

風邪など引いてませんか?

暑さは大丈夫ですか?

夏本番の様な暑さが続くようです。

身体が慣れていないので、くれぐれも熱中症には気をつけて下さい。

暑いのを絶対我慢しないでください。

でも夏の暑さも、考え方によっては良いもので。

君も決して夏は嫌いじゃないと思いますが、どうでしょうか。

明日もどうかお元気で。

君に笑顔がありますように。

お休みなさい。




なかなかに 死なば安けむ 出づる日の 入る別知らぬ 吾し苦しも(万葉集巻十二 2940 正に心緒を述ぶ)


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