CRECHANのブログ 「風の道」

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zoom RSS 飛行機ネタ・女王陛下のファントム(8月8日 曇り時々雨 25℃)

<<   作成日時 : 2018/08/09 02:18   >>

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仙台は曇りの時間が多く、雨は小雨が何度も繰り返す空模様。

台風13号が関東に接近、上陸する可能性大になっている。

宮城県には明日日中最接近の見込み。

まだ風は出ていないが、台風からの空気だろう。これまで以上に湿度が高い、ネットリした空気だ。

東海地方は未だ猛暑が続いていて、岐阜県美濃市では41℃を観測。

この夏5度目の41℃台を観測した。

仙台は昨日より気温が上がり「夏日」になったが、身体が慣れたらしく暑さより肌寒さを感じる。

我が家は相変わらず蒸し暑いが、扇風機をかけたまま寝ていたら寒く感じて、慌てて止めた。

直後くしゃみを連発したが…。

昨夜は寝付きが悪く、睡眠時間が大きく削がれてしまった。

私は不眠症で、病院から投薬を受けているが(睡眠導入剤ではない)、タイミングを外すと効かない場合があり、昨夜は意識していなかったが、タイミングが悪かったらしい。

少し風邪気味でもあり、体調はよろしくない。

台風の接近で気圧が下がっているから、それも影響しているのかも。

特別な事はしていないが、凄く疲れているような感じがある。

猛暑続きは体力を奪うが、急な変化もまた同様。

デリケートなつもりはないが、過敏な身体に思える。

七夕祭りは最終日。擦り切れで台風は免れた形だが、結局3日間青空はなかった。

日曜日の花火大会ですら雨だったから、4日間雨に祟られた事になる。

地元紙によると、昨年よりも人出は多かったそうで、雨の代わり涼しかったのが救いだったようだ。

また来年…。

各地の商店街などでは、お盆まで七夕飾りを出す所も。

市内の小さな商店街では、雨で七夕飾りがダメになってしまい、かつ見る人もほとんど来なかったので、吹き流しを直してお盆まで出す事にしたそうだ。

ふるさとに帰省する人に取っては、七夕の綺麗な吹き流しは心の癒やし。

だが日程上帰省には早い。いっそのこと七夕祭りは、お盆期間中に移しても良いのでは?

恐らく「伝統」を盾に、実現は不可能だろうけど、そうなればお盆休みを利用した観光客を呼び込めるのではないか。

元々七夕は一年間の無病息災を願う故事なのだから、亡くなった人を迎えるお盆と一緒でも何ら差し支えあるまい。

週間予報は相変わらず流動的で、二三日前は今後しばらく天気が悪い、となっていたが、昨日辺りになるとお盆期間中はまあまあ晴れに変わっている。

気温も30℃前後と、若干暑さが戻っている。

「立秋」を過ぎたから、今日以降の暑さは「残暑」。

最近は衰えたが、「暑中見舞い」は今日以降「残暑見舞い」。

40℃前後に残暑もないもんだが…。

飛行機ネタ。

しつこいようで大変恐縮なのだけど、今回は再び私の大好きな「ブリティッシュ・ファントム」について再び書きたいと思う。

以前書いた以後、新しい画像がたくさん見つかったので紹介したい。

内容的には繰り返しになるけれど、「独り言」「呟き」なので…。

言うまでもなく「Fー4ファントム」は、アメリカのマクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)が50年代後半に開発した「艦上戦闘機」で、60年代から80年代にかけてアメリカ海軍の主力戦闘機であった。

またその優れた能力は、空軍にも認められて、海兵隊を含む3軍の主力戦闘機でもあった。

更に冷戦時代の西側同盟国にも輸出され、最終的には5196機と言う空前絶後の生産数を誇った。

当時としては桁外れの戦闘機で、エンジンは大出力の「J79」ターボジェットエンジン2基を装備し、最大速度はマッハ2.5に達する。

また強力なレーダーと多彩な兵器が運用出来、最近流行の「マルチロール機」の先鞭をつけた機体の一つであった。

ファントムは「海軍型」と「空軍型」に大別されるが、初期の空軍型の外観は海軍型とほぼ同じである。

開発時期は「ミサイル万能論」が強く出ていた時代で、ファントムは最大8発の各種ミサイルを搭載出来た。

しかしファントムが実戦デビューしたベトナム戦争では、北ベトナム空軍のソ連製MIG(ミグ)ー17/21と言った戦闘機に翻弄されてしまう。

ミグはファントムに比べて、先進性と言う点では遥かに劣っており、レーダーは稚拙で、ミサイルは2発程度しか搭載出来ず、レーダーホーミング式の長射程のミサイルは端からなかった。

古いミグ17に至ってはレーダーもなく、武装は機関砲であった。

しかし北ベトナム空軍はそのハンデを逆手に取り、ファントムより優れたダッシュ力と運動性を巧みに利用して、ファントムを接近戦に持ち込んだのであった。

大型のファントムは、ミグの旋回能力に劣っており、数百メートル以内と言う接近戦ではミサイルを使えなかった。

加えて当時の対空ミサイルは信頼性が極めて低く、「不発弾」が大半であった。

またファントムのレーダーは強力だったが、あくまで対空用であり、下方の探知(ルックダウン)は不得手であった。

地上の凹凸まで反射してしまうので(グラウンドクラッター)、飛行機を選別できなかったのだ。

ミグはその欠点をすぐ見抜き、地上ギリギリの低空を飛んで発見を避け、ファントムの真下から急上昇して襲いかかった。

そして接近戦に持ち込んだのである。ファントムはミサイルが撃てず、仮に撃てたとしても、ミサイルを撃ち尽くせば丸腰。

逃げる意外手だてがなかった。

そこで空軍は機関砲の必要性を重く見て、固定武装を持つファントムが開発され、以後「空軍型」の代表となる。

機首下部に「M61」20ミリバルカン砲を固定武装にしていて、その分海軍型より機首が延長されている。

輸出されたファントムの大半が、このバルカン砲を装備した空軍型で、我が空自のファントムも空軍型である。

固定武装のない初期の空軍型を採用したのは、革命前のイランと韓国、そしてイギリスである。

イギリスは海軍、空軍双方がファントムを採用した唯一の国で、艦上戦闘機として採用した唯一の国でもある。

昨日「バッカニア」でも書いたが、70年代までイギリス海軍は複数の空母を運用しており、アメリカ以外ではやはり唯一の国であった。

60年代、イギリスの両軍は新型機の更新が迫っており、機種の選択が急がれていた。

しかし発足した労働党政権は、経済立て直しを理由に軍事費削減を掲げており、新型機の開発が中止の憂き目にあっていた。

ちょうどファントムが開発されたこともあって、両軍は国産機を諦めファントムを輸入する事を検討したが、ここでも政府が待ったをかけた。

ファントムは当然ながらアメリカ製で、導入するには例え同盟国でも代金は払わなくてはならない。

政府は経済不振が続いて貴重になっていた外貨の流出を、この期に及んでも渋っていたのである。

そこで苦肉の策として、エンジンやレーダー、航法機器など、イギリスで作れるもの・用意出来る者を出来るだけ使い、外貨の流失を最低限押さえることを導入の条件にした。

これにはアメリカ政府、メーカーのマクドネル・ダグラス社も同意したが、最初に導入を決定した海軍はファントムのエンジンを国産の「ロールス・ロイス・スペイ203」を使う事を提唱した。

「スペイ」はバッカニアでも使われているターボファンエンジンで、当時のイギリスでファントムにつけられるエンジンは「スペイ」しかなかった。

優秀なエンジンであり、戦闘機に必要な「アフターバーナー」(イギリスではリヒートと言う)を追加すれば、大型で重量のあるファントムにも適合すると考えられたが、一筋縄ではいかなかった。

ファントムの「J79」はターボジェットであり、「ファン」はないから細身でスマートである。

しかし「スペイ」は直径が太く、ファンのエアをバイパスさせるスペースと、大きな空気流入量が必要で、エアインテイク八エンジン収納部を再設計する必要があった。

この改修は技術的には問題なくクリアはされたが、当然ながらイギリス専用の「スペシャルバージョン」のため、最終的には通常のファントム(根本になったのはJ型)より遥かに高価な機体になってしまった。

少し遅れて導入を決定した空軍は、海軍の様なこだわりの他、艦載機としての装備は必要としないため、「J型」化「空軍型」をストレートに輸入しても良いと考えていたが、余計コストがかかるとして政府は国産エンジン機の導入を命令してしまった。

海軍機はメーカーが「K型」、空軍向けを「M型」と命名したが、これは米軍式の名称である。

イギリス海軍の空母は、アメリカのそれと比べて一回り以上も小さく、大型のファントムを運用するにはエンジンだけの改修では済まなかった。

ベースのJ型も海軍機なので、艦載機としての装備は充分備えていたのだが、イギリス海軍空母での運用にはまだ足りなかった。

ファントムの前脚は「迎え角」を摂れるよう、約50センチ延長できるようになっていたが、それでは足りないと判断され、「K型」は1.4メートルも延長できるようになっていた。

更に狭く短い甲板に着艦するため、バッカニアと同じく「境界層整流装置」(BLC)が追加された。

また甲板だけでなく、船内の格納庫、エレベーターもアメリカ空母と比べて小さいのでそのままではファントムを収容できず、主翼の折り畳み機構だけでなく、機首のレドーム、垂直尾翼の先端部分も折り畳むと言う苦肉の策が採られた。

紆余曲折を乗り越え、何とか完成した「F-4K」はまずアメリカの空母で運用試験を行い、68年にイギリス海軍に引き渡された。

アメリカ海軍も、今後のファントムの発展型の可能性として「F-4K」には大きな関心を示し、テストには協力的だった。

特に燃費の良い「スペイ」と、艦載機としての相性が注目されていた。

こうして「F-4K」は、イギリス海軍機として正式に「ファントムFG.1」として配備され、とりあえず転換およびテストのための臨時飛行隊が編成され、最初の3機で運用を開始した。

「GG.1」の「F」は戦闘機=FIGHTER、「G」はGROUND ATTACKを意味する頭文字で、主な任務を表わすイギリス独自の表記方法。

即ち「ファントムFG.1」は、艦隊防空・防御が主任務であった。

しかし再び「ファントムFG.1」は、苦難に遭う。

相変わらず軍には冷たい労働党政権は、ここでも海軍を目の敵の様に扱い、計画中の新型空母建造を中止にさせてしまったのである。

当時イギリス海軍には「イーグル」「アークロイヤル」「イラストリアス」の3隻の空母を保有していたが、いずれも第二次大戦中に建造され、戦難を逃れた空母であった。

戦後改修は受けていたものの、古いには違いなく、「ファントム」を新造艦の「クイーン・エリザベス」(現用の物とは別物)で運用を期待していた海軍には「寝耳に水」であった。

結局これら古い空母に「ファントム」を搭載するしかなかったが、それには大幅な改修が必要であった。

全長22メートル、自重30トンのファントムを運用する様には全くできておらず、少しでも滑走距離を稼ぐために延長した「アングルド・デッキ」(斜めに伸びた甲板)、強力なカタパルト、そして「スペイ」エンジンから吐き出される「アフターバーナー」の高温に耐えうる甲板の強化を施さなければならなかった。

イギリス海軍にとってアフターバーナーつきの機体は初めてのことであり、「ファントム」は特別に前脚を伸ばして大きな仰角を得るため、アメリカの空母より強い甲板が必要だったのである。

結果としてこれらの改造は莫大な経費がかかることになり、3隻に施すぐらいなら新造艦を作った方が早い。

海軍は止むなく、最も新しい「アークロイヤル」だけを大改造する事にし、残る2隻にはファントムを運用しないことにした。

「イーグル」では「ファントムFG.1」の原型機が、離着艦のテストを行っており、1機ならばそのままでも不可能ではないが、飛行隊を運用するには改造が必要だと証明されていたのである。

海軍は140機の「ファントムFG.1」を発注し、3個飛行隊を編成するつもりだったが、このような事情で52機まで減らすことになる。

しかも実際に海軍に納入されたのは、テスト機を除くとたった28機であり、残りは直後に発注した空軍が引き取ることになった。

大改修を受け進水した「アークロイヤル」だったが、まさにファントムの為に莫大な経費と時間をかけた改修であり、さすがの国民にも覚えは悪かった。

固定翼機にこだわりすぎ、と言うイメージが逆に浸透してしまい、海軍の立場は悪かった。

それでも「ファントムFG.1」は正式な戦闘機として、ただ1つの飛行隊を編成し、空母上での運用に就いたのであった。

画像
     ↑エリザベス女王即位30周年記念塗装のファントムFG.1(ウィキペディア英語版より)


因みに空軍で採用したファントムは「FGR.2」の名付けられ、仕様も微妙に違った。

「R」はRECCON、偵察を表わすが、空軍のファントムFGR.2は「マルチロール」機であった。

空軍は126機の「ファントムFGR.2」を導入し、本土の他西ドイツ駐留部隊に集中配備させた。

主な任務は、本土の部隊は防空、西ドイツ駐留部隊は攻撃および阻止、偵察、そして「戦術核攻撃」と言う多彩で重要な任務を帯びていた。

もちろんレドーム・尾翼の折り畳み機構はなく(主翼は残されている)、前脚の延長機構も通常の「J」型と同じであり、機体の重量はFG.1よりはるかに軽く、その分武装の搭載量が多い。

また西ドイツと言う、緊張の場所であるため、緊急発進が何時でも行えるよう「APU」(補助動力装置)が付いており、地上電源なしに自らエンジンをスタートできる。

FG.1の主要な武装は、AIM-9サイドワインダー対空ミサイル4発、AIM-7スパローもしくは国産の「スカイフラッシュ」対空ミサイル4発、合計8発。

機関砲はなく、武装はミサイルのみである。

対艦攻撃は「バッカニア」の任務なので、攻撃用兵器は殆ど搭載しなかったが、ロケット弾弾ポッドを搭載出来た。

一方空軍の「FGR.2」では、胴体下のパイロンに「SUU-23」機関砲ポッドが搭載出来た。

画像
          ↑原型機「F-4Kファントム」(アメリカ海軍提供)

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     ↑ファントム転換飛行隊のFG.1。まだ垂直尾翼上部のUHFアンテナがない(ウィキペディア英語版より)

画像
     ↑ファントムFG.1を搭載した「アークロイヤル」(70年ごろ、ウィキペディア英語版より)


海軍では採用しなかったため、当初のFG.1に「SUU-23」の配線は施されていない。

「SUU-23」は、アメリカ空軍がベトナムで止むなく採用した機関砲ポッド。

「M61」20ミリバルカン砲が内蔵されているが、重く抵抗になるため、アメリカ空軍ではあまり使用されなかったが、イギリス空軍では「必須」アイテムとして、FGR.2の主要兵器として殆どの場合装備させていた。

海軍を引退し、空軍に引き取られたFG.1はその後配線が追加され、ポッドを装備している。

しかし海軍にとって「ファントムFG.1」は、アメリカ並みの航空兵力を持てたことで、イギリス海軍としての誇示力を示すには絶対的な存在であった。

今までの機体より遥かに航続距離が長く、初めてのマッハ2級の超音速機であり、ミサイル8発と言う重武装はパイロットに好評であった。

元々艦載機として開発されたので、大きさの割に失速速度は低く、イギリス独自の「BLC」などを持ったおかげで、アメリカのファントムより離着艦時の安定性は抜群であったと言う。

「スペイ」エンジンは故障の少ないエンジンではあったが、初期のターボファンエンジンだったので、ダッシュ力と言う点ではオリジナルの「J79」より劣ったと言う。

エアインテイクは通常型より25%も広げられ、大きな「スペイ」を収めると、排気口は大きく垂れ下がったような形であり、一目で区別が可能だ。

空軍のFGR.2でも同じだったが、このせいで尾部が重い「テールヘビー」の傾向があり、武装しない「クリーン」状態だとバランスが悪くなった。

そのため、胴体下にある「スパロー」用の取り付け溝に、ミサイルと同じ形と重量の「デッドウェイト」を取りつける必要があった。

同じ「スペイ」を持つバッカニアでは問題にならなかったが、アフターバーナーの分長く重いので、重量バランスが必要であった。

28機の「ファントムFG.1」は、78年に退役した。

先に書いたように政府は空母の保有を「コマンド空母」に限定する決定を下し、「アークロイヤル」自体がお役御免になったのである。

散々面倒を被って、ようやくデビューしたFG.1だったが、その苦労が報われたのは10年にも満たない期間だった。

当然だがFG.1の耐用年数はまだ残っており、28機のFG.1とパイロットは全て空軍に移籍した。

私がファントムFG.1が好きなのは、独特の塗装である。

青味がかったグレーは、正式には「エクストラ・ダーク・シーグレー」と言う、イギリス海軍指定色。

ファントムはアメリカを含めて12カ国が採用し、それぞれ個性ある塗装がファンとして大きな魅力なのだが、このイギリス海軍の「FG.1」は特に際立っていると思う。

もちろん他のファントムには例がなく、唯一の物だ。

海軍型ファントムは、当時のアメリカ海軍標準のライトグレーとホワイトの明るい塗装で、末期には暗めのグレー迷彩があったが、ファントムFG.1の塗装はいかにも「海軍機」らしい。

しかも軍用機の塗装は艶消しが多いのだが、イギリス海軍のファンHトムFG.1はピカピカの艶ありであることが多い。

特に特別塗装機や航空ショー参加などでは、殊更光り輝くように磨かれ、イギリス海軍の「紳士的」プライドを物語っている。

画像
     ↑唯一の飛行隊、892SQのファントムFG.1(ウィキペディア英語版より)

新造機でありながら、僅か10年未満で退役したと言うのも、貴重と言う意味で実に興味深い。

同時に移管先の空軍では、「中古」となったFG.1を大切に扱い、FGR.2と同じく90年代まで使用した。

元はアメリカ製ではあるが、環境に恵まれなかったとは言え、「イギリス機」としての愛着が大きかったと言う事であろう。

なお外貨流出を抑えるために、装備を国産品に変えていたファントムだが、レーダーはF-4Jが搭載した「AWG-10」をライセンス生産した「AWG-11」を搭載しており、射出座席もマーチンベイカー社製の国産品。

しかし機体自体は全てアメリカで生産されており、「コストダウン」は建て前的なものである。

これらの備品はアメリカに送って工場で取り付けるか、つけないでイギリスに到着後取り付ける手間があり、結果として機体価格は更に上昇した。

その分長期に渡って運用する事でペイ仕様とした訳だが、当時の労働党政権がいかに軍事に対して無知無能だったかと言う事が、あとから大きな批判の対象になったのである。

「ファントム」には違いないが、イギリスのそれは、特に海軍機は非常に特殊な存在だったと言える。

僅か2個飛行隊分の28機が、10年間だけ存在したのだ。

画像
     ↑女王即位記念塗装のファントムFG.1の列線(ウィキペディア英語版より)

画像ではエリザベス女王即位30周年の記念塗装を施したFG.1を紹介しているが、実戦配備中は唯一のスペシャルマーキングであり、ファントムFG.1では最も有名な塗装である。

空軍機ではたくさんのスペシャルマーキング機があったが、海軍時代はこれだけ。

77年「アークロイヤル」が、世界クルーズに出た時に施されたものだが、目立つだけでなく実に秀逸なデザインで、上品だ。

通常塗装を損なうことなく、それに合わせたスペシャルマーキングはバランスと言う点でも見事。

空軍機では結構派手で綺麗なスペシャルマーキング機があるが、海軍はこれしかなく、ファントムFG.1の「定番」でもある。

模型にしてもよく映える塗装で、気品に満ちてはいまいか。

「ジュビリー77」もしくは「シルバージュビリー」と呼ばれる塗装は、退役までの約1年半に渡って続けられた。

立った10年間の配備だったため、これしかないのだが、それでも充分魅力的だと思う。

画像
     ↑通常塗装の892SQのファントムFG.1(ウィキペディア英語版より)


アメリカ機ほど派手さはないが、イギリス機の部隊マークなどは控えめながら秀逸なデザインが多い。

近年では世界の潮流に合わせ、低視認性の味気ない国籍・部隊マークばかりだが、ファントムはイギリスに於いて最後のスタイリッシュな軍用機だったと言えよう。

上の画像では、胴体側部に小さなドアが空いているが、これもイギリスのファントムの特徴。

多くの空気量を必要とする「スペイ」エンジン用の、補助エアインテイクである。

機体を見て頂くと分かるが、イギリス海軍の事を「ROYAL NAVY」と言う。

直訳すると「王室海軍」とでも言おうか、ご存じのようにイギリスは現在も女王エリザベス二世を〔君主〕とする立憲君主国家。

近世からイギリス軍は「国王」の軍隊であり、現在もその形態に変化はない。

イギリス海軍の艦艇には、間前に必ず「HMS」と言う文字が付く。

これは「Her Majestic Ship」の略。直訳すれば「女王陛下の船」となる。

「ROYAL」と言う言葉自体、特にイギリスだけの特許ではなく「王国」を表わす言葉なので、例えば同じく君主国のオランダ海軍ならば「ROYAL DUTCH NAVY」だし、ノルウェー空軍ならば「ROYAL NORWAGIAN AIR FORCE」である。

しかしいつしか単純に「ROYAL NAVY」と言えばイギリス海軍の事を指し、空軍は「ROYAL AIR FORCE」、陸軍は「ROYAL ARMY」である。

「ROYAL」イコールイギリスと言うイメージも、いかにも「女王陛下」を愛するイギリスらしいではないか。

因みに近い将来、チャールズ皇太子が国王に即位すると艦艇の記号は「His Majestic Ship」に変更される。

略号は「HMS」で同じになるが。

次回は空軍の「ファントムFGR.2」と移籍したFG.1について書いて見たい。




仙台は、今夜の時点でまだ台風の影響は出ていない。

雨も小雨がぱらつく程度で、傘の必要はなかった。

深夜の時点で、風も吹いていなかった。

だが未明近くに波浪・大雨警報が出され、明日の午後には最接近する見込み。

今のところ交通の計画運休などは発表されていない。

恐らく一時的には風雨が強まると思うが、それほど大荒れにはならないと思う。

コースや雨雲の様子からそう思えるが、もちろん警戒する必要はあるだろう。

暑さは全く感じないが、時間が経つにつれ湿度が上昇しているのが分かる。

明日は用事があるのだけれど、出かける時間と台風最接近がかち合いそう・・・。



元気ですか?

今日は良い一日を過ごせましたか?

体調はどうですか?

風邪など引いてませんか?

気温差が大きいですが、大丈夫ですか。

今年の七夕は残念な天気でしたが、君は見たでしょうか。

七夕はささやかな願いを込める時。

ささやかだからこそ、幸せに繋がるのです。

君は何を幸せに感じるのでしょうか。

明日は台風になりそうですので、外出の際には特に気をつけて下さい。

帰宅の時など、決して無理をせず、家族に迎えに来てもらうなどして下さい。

明日もどうかお元気で。

君に笑顔がありますように。

お休みなさい。


吾妹子に 吾が恋ひ死なばそ わかへかも 神に負せむ 心知らずて(万葉集巻十四 3566 雑歌)



☆今日のバス

421号車 13年式三菱ふそうニューエアロスター(MP35FM) 泉営業所

宮城交通は、11日土曜日から16日木曜日まで休日ダイヤです。

特に11日は「土曜ダイヤ」と勘違いしそうですが、「祝日」なので「休日ダイヤ」になりますからお間違えのない様に。


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